「Crunchy with Ketchup」
- INO TAKAYUKI

- 2021年8月25日
- 読了時間: 2分

やっぱり、SFの本場というか、本流は英語圏にあるんだろうと思っていて、実際、僕が読んできたSFも、ザクっと言って八割方は英語圏からの翻訳物だったと思う。それもあって、いつかは自分の作品が英語になると良いなとは思っていた。
一方で、いくら役人仕事で英語を使っていたからと言って、自分で英語の作品が描けるとは思わないし、自分の作品を英語にできるとは思わなかった。
ただ、英語を書くこと自体にはさほど抵抗はなく、役人仕事のプレゼン原稿なんかは、すらすらと書けていた。そんな中で、使い始めたDeepLが以外と賢い。お小遣い稼ぎの仕事では、十分、役に立ってくれている。そんなこともあって、自作を自分で英語にできないかと考え始めた。
もちろん、英語になったところで、作品を提供する場が無ければ意味が無い。それで調べ始めると、さすが英語圏は投稿できる先が多い。原稿募集情報をお知らせしてくれるサイトなんかも充実している。そんな中で見つけたのが、「私たちが求めているのは、本当に悪いドラゴンが登場する物語です。悪でも善でも、その中間でも構いません。要するに、私たちがドラゴンを想像するときに思い浮かべる力と強さに応えるものでなければなりません。」というアンソロジー用の原稿募集のお知らせだった。
SFではないけれど、ちょうどSF PrologueWaveに寄稿した「ヴァレンハレルの黒い剣」がある。長さ的にも原稿用紙20枚少々の作品は、翻訳に取り組むにもちょうど良い。
あえて言うまでも無いが、世界中で使われている英語を日本語に変える需要は膨大だろう。それに引き換え、日本語を英語にするという需要は限定的だ。結果として、英日は賢くても日英になると途端にIQの低下が生じるのが機械翻訳の常で、DeepLもまた例外ではあり得ない。これでもかというくらい間違いをやらかす。そもそも日本語では主語がない文が当たり前にあるという状況で、主語を推察しなければいけないし、日本語は単数か複数かを特定しない。時制もフレキシブルで、「その」か「とある」かもわからない中で、DeepLがあてずっぽの作文を吐き出してくる。とはいえ、ゼロから始めるより全然楽だし、語彙力も上だ。なんとか英作文をして、今度は日英に訳し戻す。ま、良いかな、というところで先に進む。
その後は文法チェッカーのGrammaryの出番。一括で放り込んでご指摘があったのは100箇所以上。コンマが要るよとか、冠詞がおかしくね、とか。文が長くて意味がとれないとか、単調だとか、同じ単語の使いすぎとか。ごもっともではあるけど。。。
まあ、やってみて価値はあった。
タイトルの意味の方はSF PrologueWaveにて。



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