統計の地位
- INO TAKAYUKI

- 2019年1月14日
- 読了時間: 1分
新年早々、厚生労働省の統計問題が批判を浴びている。
もちろん、よろしくないことではあるんだけど、実際に担当している人を思うと、若干、やるせないところもある。
平成12年12月に閣議決定された行政改革大綱を見て欲しい。
(6) 法令・予算の企画立案と執行の分離
i)中央省庁等改革基本法(平成10年法律第103号)の趣旨に沿い、(中略)企画立案と執行の分離を進める。
ii)執行事務については独立行政法人化を進め、公務員でなければ取り扱えない事務以外は外部委託等を活用する。
統計業務は、どう見たって執行業務で政策の企画立案ではない。結局、役所の中では一段下の業務として扱われ、業績評価においてもプラスの評価はされない。厚生労働省の状況はわからないけれど、統計部門の人と予算は減らされ、優秀な職員の配置もされないことになりがちだ。結果として、統計は雑になり、怪しくなっていく。そういう状況に統計業務は置かれている。この構造を変えない限り、公的統計に関する問題は今後も繰り返すことになるだろう。
批判は必要だけど、問題の構造的背景にも目配せをしないとよろしくないように思います。
コメント